スパイ・ゲーム

この映画は好みが分かれる、自分としてはすばらしい映画であるが、 楽しめない人にとっては本当につまらないものでもある。
現に一緒に見に行ったH氏はこんなつまらない物につれてきて・・・と文句をいっていた。
銃撃戦などのアクションシーンがあまりなかったからのようだ。
しかし、元来スパイに銃撃戦を期待する方がおかしい、
スパイとは
「ひそかに相手の陣営に入り込み相手方の機密情報を探り出すこと。また、それをする者。」
である、そんな人が銃撃戦をするのは正体がばれたとき、つまり敵地に孤立し、四面楚歌の状態であると言う事だ。
主人公が絶対死なないヒーロー物の映画ならそれで良いだろう、
しかしスパイも人間であるから限度がある、この映画は自分が危なくなれば人は見捨てるし、なにより自分達は銃撃戦をほとんどしない スパイという言葉をしっかり捕らえたものだと思う。
この映画を楽しむにはやはり同じビル内で行われる駆け引きを楽しむ事だ、
それができる人にとってはこの映画は面白いものであるはずだ。
惜しむらくは最後のシーンがあまりに簡単すぎた事、あれではご都合主義ととられてしまう。
この映画に他に文句はない、と言えるほどこの映画は自分にとって良いものだった。
ポーカーや麻雀などの読み合いの駆け引きに魅力を感じる人たちには是非みて欲しい。


戻る


アクセス解析 SEO/SEO対策