戦国自衛隊1549
現代にいる際の江口洋介の台詞がリアリティーに欠ける、冒頭からこれでは全く製作者の思い入れを感じられない。
15億かけようが本物の自衛隊が協力しようがこだわりが無ければ良い作品にはならない。
確かに本物が協力し金をかけたアクションシーンは迫力はある、自衛隊と戦国時代の軍が同じ画面上で戦っているのは面白い。
しかしそれだけである。
石油の施設等あれだけの施設を戦国時代にどう作ったのか、あれだけのものが作れて何故武器を作れ無かったのか、雑兵にも銃を持たせればもっと軍事力は上がったというのに。
前半で攻撃を仕掛けてきた敵の主力部隊はどこへ行ったのだろう、明らかに後半の城の守りが薄すぎる。
朝廷や今川の件で本部を離れていたとすれば江口洋介らが現代に帰った後もそこにいることになりやはり時代は狂い、現代はホールという物で消えているはずではないだろうか。
帰った際持って帰る予定のなかった爆弾として使おうとした物を受け取りに来る人間が決まっていたり、等疑問が残る。

色々と設定は決められているのにほとんど利用されていない。
江口洋介は特殊部隊出身なのだからその設定をいかすことをやればすこしは面白みが増したのではないだろうか。

やはり続編/リメイクは稀に出る例外を除いてこうなってしますのか。
第一作/オリジナルの製作者に比べ作品に対する思い入れが無いことから造りこまなくなり結局駄作で終わってしまうのかもしれない。
リメイク作品ではあるが、全く別物で自衛隊が戦国時代にタイムスリップするところ意外に一致する点は無いということだったので。
他のリメイク作品と同様になることは無いと期待していたのだが、同様ではなく他の作品より酷い。
他の作品はまだヒット作品をベースにしているだけにストーリー展開は八割以上元と一緒でストーリーが良いので造りが荒くてもそれなりではある。
この作品は無理やり変えてしまったためストーリーまでどうにもならなくなってしまっている。
もしかするとリメイク前の作品を見ても自分はこの作品と同じように感じるのかもしれないが、いまだに人気の映画であるのできっと良作なんだと信じている。
産まれる前の作品で見たことは無いが、真田広之が出ているようなので是非見たいと思う。

タイムスリップを扱ったものは辻褄合わせが難しくどこかに穴が出来てしまう、
タイムスリップの概念やタイムパラドクスについて無茶苦茶だろうとはっきりと定義し辻褄を合わせるべきだ。
時間を扱った物でバック・トゥ・ザ・フューチャー位造りこんだ作品が今後出してくれることを期待する。

戻る


アクセス解析 SEO/SEO対策