世界の中心で、愛をさけぶ

予想外に良かった。
現在から過去に場面が移動する際にカセットテープの音声で記憶をたどっていくイメージは特に。

過去のシーンの演出の細かいところも良かったが、明日に向かって撃て等はいいとしてローマの休日は彼らの時代にしても古すぎではないだろうか?
過去では全日空で、現在ではANAとなっている飛行場の案内もそれほど強調されてなく、それとなくという感じでよい。
カメラワークも微妙で、過去の雰囲気を出したかったのだろうが、もう少しぶれを抑えるべき。

特にいい演技をしていたのは長澤まさみ、ロボコンで日本アカデミー賞新人俳優賞をとっていたが、今回も賞をもらえそうな演技だった。
むしろ前回もらえていて今回もらえなかったらおかしい。
大分ロボコンのときより良くなっているように思う。
ただ、現在を主とすると主演大沢たかお、助演柴咲コウとなってしまうため・・・。
たそがれ清兵衛の宮沢りえのように明らかに主演ではない人が主演になったりもするので、何かもらえるかもしれない。

問題点としては、サクと律子の巡り合わせ、アキとまったく関係ないところで出会ったとしても、どちらもきずかないとは・・・、律子は何度か見ていたというのに・・・。

テーマソングの瞳をとじて(平井堅)は映画ととても合っていて、スタッフロールが終わるまで誰も退室しなかった、ラストサムライでもここまでではなかった。
ただこれは、本編からそのまま映像つきでスタッフロールに移行したことと曲が日本語であることの影響かも知れない。


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