エミリー・ローズ

実話に基づいて作られているとのことだが、
どの程度脚色が加えられているのかわからないため、
神父が有罪か無罪かを判断出来なかった。
全てが真実なら陪審員の判断は素晴らしい。
結局議論されるべきなのは、悪魔がいるか否かではなく、
神父とエミリーがどう考えてどう動いたかであるのだから。

問題があるのはむしろ検察側の医者のほうで、思われるからという曖昧な理由で薬物を投与している。
これが実話ならこれこそ危険だ、まず病巣をしっかり見極めるべき。
弁護側の精神科医はその薬物投与のせいで脳が陶酔し、結果悪魔祓いが失敗したと言っているが、
悪魔祓いというものが解明されているわけでもないのに言い切ってしまえるのが凄い。

結局エミリーが死んだのは精神病か悪魔かわからないし、ある意味仕方が無い。
神父は問題ないし、弁護士も名声が落ちることも無いだろうから悪くはなっていない。
一番の被害者は突然事故死した弁護側の医者ではないだろうか。



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