皇帝ペンギン

映像、音楽共に素晴らしい。
南極の風景やペンギンの仕草等が巧く表現されている。
BGMもうまくあっているし、テーマ曲もなかなか、さらにこれらが流れるタイミングがある意味絶妙。
ただ上から重ねられている人間の言葉に不満が残る。
ナレーションと台詞が過剰表現である。
そもそもペンギンの気持ちなど人間に解る訳がないのであるから、台詞をつけることが好ましくないが。
それが過剰表現であり、さらにナレーションと混ざるので違和感ばかりである。
台詞とナレーションのバランスを考えるかどちらか片方に徹したほうが良い。
映像だけで表現できるのであらば何もいれないのが一番であるが、それは難しそうだった。

ペンギンの立場で撮っている為、天敵は悪者、魚は食べ物といった色が強かった。
特にアザラシはかわいそうである。
アザラシはアザラシで必死であることを、入れても良いのではないだろうか。

最後の行進が二回あったり、ペンギンが喋っているはずなのに食べ物を餌と言ったり。
やはり、人間が勝手につけた言葉が一番拙い。
それが無ければ素晴らしいのだが・・・。



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